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ロスチャイルドのボス=スイス国家の内情

 

ロスチャイルドのボス=スイス国家の内情 

書物短評 : 福原直樹  「黒いスイス」  新潮社

 

 スイスでは、1920年代、政府による子供の誘拐事件が「常識化」していた。一ヵ所に定住しないロマ族=蔑称してジプシーと呼ばれてきた者達が、「人種的に劣っているので、絶滅すべきである」とする人種差別思想を「政府自身が持ち」、スイス政府がロマ族の子供を誘拐し、ロマ族の伝統・文化を継承不可能とし、人種絶 滅政策を取っていた。

 

ナチス・ドイツの行った民族浄化=絶滅政策、近年、旧ユーゴスラヴィアで行われた人種絶滅政策と同一の事が、金融大国、永世中立国として「戦争を行わない平和な国」のイメージを持たれているスイスでは、「国家政策として」行われて来た。

 

スイスには、国立人種生物学研究所と言う、ナチス思想の研究所が存在する。

 

世界最大規模の生命保険会社AIGが、ナチスの地政学の創立者モーリス・グリーンバーグによって経営され、このグリーンバーグが、世界の金融中枢ニューヨーク・ウォール街の「影の運営者として、金融界で畏敬の念を持って語られ続けているように」、金融の本質とはナチスである。

世界中の富裕層の資産の40%が集 中する金融大国スイスであるからこそ、スイスはナチス思想の世界的中心地の1つとなって来た。

 

 

 

 かつて、アメリカは独立戦争を、英国を敵として戦い、勝利し、独立国家となった。そのため英国の金融界には歴史的に根強く反アメリカ色が存在した。第二次世界大戦まで、アメリカ金融界が起債し借金をする際、ロンドンではなくドイツの金融界から資金調達を行って来た歴史的背景は、独立戦争にあった。

 

前ブッシュ大統領一族がドイツに投資するユニオン銀行の経営者として、第二次世界大戦中、ヒトラー=ナチス・ドイツに多額の融資を行っていた事実は、金融面でのナチス組織とウォール街との「根強い一体性」を、良く物語っている。

 

このドイツの金融界は現在でも世界から集まる資金をロシアに投資する先兵部隊となっている。

 

21世紀、アメリカのウォール街は、ドイツ金融界を通じ、ロシアと「深部で歴史的に通底している」。

 

このドイツとロシアの関わりは、ピョートル大帝時代のロシアの西欧化政策という呼び水に答え、プロイセン・アカデミーがペテルブルク・アカデミー=ソ連・ロシア科学アカデミーの前身の創立を事実上担った事にも、歴史的関係の深さが良く現れている。

 

このロシア帝国ピョートル大帝の実働部隊として、ドイツとの協力関係を担ったのが、ロシアのロスチャイルド一族であった。

 

 第二次世界大戦中、「アドルフ・ヒトラーを、アメリカ合衆国大統領に!」をスローガンに、ナチス運動を展開したアメリカ・ナチス党の創立者ヘンリー・フォードは、元々エジソン社の技師の出身であり、そのエジソン社はロシアのバクー油田開発を担う、西側のロシア投資の大動脈企業であった。

 

「西側」の経済大国ドイツ、アメリカの大企業は、その根を深くロシアの大地に張り、そこから栄養分を吸い上げ、成長して来た。

 

21世紀、ロシアのプーチンが、その原油の売上金を使い、再び西欧の多国籍企業と一体化し、欧化政策を推進する時、そこにはアメリカのロックフェラー系石油企業と、ロスチャイルドの石油企業が結集し、ジプシーと差別的に呼ばれてきた人種の断種=絶滅政策を実行して来た人種差別国家スイスの金融業界が、非合法と 見紛われる、ギャンブル投資会社を作り、プーチン=アメリカ石油業界の代理人として、西側エネルギー企業の乗っ取りの先兵となっている。

 

そこには、かつてのナチス・ネットワークが脈々と生きている。

 

 

 

 本書は、ジャーナリストとしてスイスに在住してきた著者のスイス観察記録である。

 

ナチス国家スイスで市民権を得ようとする者は、その経歴、学歴、出身地、家系、趣味、勤務先の企業等々のプライヴァシー情報を全て居住する市の住民全員に、パンフレットとして配布され、そして住民投票によって「市民として認めるか、どうか」が決定される。

つまり個人情報を「丸裸にし、市中を引きづり回し、住民 が、その丸裸を気に入ると」、その市に、他の市民と同一の権限で「合法的に」居住する事が「許可」される。「見ず知らずの人間達に対して趣味、勤務先まで暴露される」プライヴァシー不存在の国がスイスである。

 

ナチス国家であるため、「当然」である。

 

 近年、1950年~89年まで、スイス政府が裁判所の許可無く、電話の盗聴等でスイス市民の私生活を監視し続けて来た事がマスコミに暴露され、ヨーロッパ中で大問題となった。

 

国家による市民生活隅々までの監視社会、このような社会でなければ世界中の資産が集中するスイスの金融国家としての安全性、「世界中の富豪・貴族・王族の資産の安全は守れない」。

 

 ロシアとアメリカが戦争を起こし、それが第三次世界大戦に発展すると言ったベンジャミン・フルフォード等の「国際政治学的・紙芝居」は劣悪なフィクション=デマでしかない。そのようなデマとは正反対に、ロシアとアメリカはスイスを地下トンネルとして「通底している」。今後、ロシアとアメリカの水面下での一体 化によって世界帝国が形成される、その結節点となるスイスの「ナチス色」は注視され続けなければならない。

 

 

 

注1・・・このスイスの「諜報国家」制度を支えている郵便制度の「創立・支配者」一族については、以下のブログ版オルタナティブ通信の、3つの記事を参照。

 

 

 

 

              「魔女軍団の国モナコ」

 

 

 

 ドイツのアドルフ・ヒトラーのナチス組織が、政治組織=政党になる以前は、トゥーレ協会と呼ばれる交霊術等を行う、心霊研究の「オカルト」組織であった事は余り知られていない。

「幽霊に憑依される特技を持つ人間」に、様々な幽霊を憑依させ、その「お告げ」に基づいて人生計画を立て、政治政策を立てると言う、 相当「いかがわしい霊媒師」の集団が、ナチスの原型であった。

 

しかし、このトゥーレ協会はやがてナチスとなり、莫大な数のドイツ国民に支持される程、いわば人気があり、それだけ「予言が的中する霊媒師の集団」であった。

 

 現在、世界最強の通貨となったユーロを発行する統一ヨーロッパ=EUの本拠地は、ドイツでもフランスでもなく、ベルギーのブリュッセルに置かれている。

 

なぜブリュッセルなのか?

 

誰も説明が出来ない。

 

 ローマ帝国の崩壊以降、ヨーロッパでは様々な国が次々に生まれては消え、戦争に次ぐ戦争の時代が1000年近く続いて来た。このあまりに長い戦争に「飽き飽きしたヨーロッパ人」が遂に戦争を止め、1000年ぶりに1つにまとまったのがEUである。

 

EUの統合は、欧州石炭・鉄鋼共同体と言う、あらゆる産業の基本物資であった石炭と鉄鋼の生産・流通を一体化させる事から始まった。

これがEUの原型であると言われているが、実は、この石炭・鉄鋼共同体の以前に、ヨーロッパ中部を支配したハプスブルク帝国の時代、ハプスブルク対反ハプスブルク勢力で戦乱に明け 暮れた16世紀に、この2つの勢力両方に、「敵軍の情勢、軍勢」の情報を教える、戦争のための情報提供を行う「スパイ組織」が存在した。

 

つまり、戦争の両方の当事者に雇われスパイ活動を行う、専門的な情報屋=スパイ商売を行う人間達が居た。

 

ヨーロッパのあらゆる地域に親族を置き、様々な商売を行い、また宮廷貴族となり、ヨーロッパ中を「情報面で既に統一していた」一族が居た。

 

戦争する2つの勢力・両方に資金を貸し付け金儲けするロスチャイルド一族、

 

戦争する2つの勢力・両方に傭兵を貸し付け金儲けするスイス、そしてサヴォイ一族、

 

戦争する2つの勢力・両方に雇われスパイ活動を「商売として行う」タクシス一族。

 

このタクシス一族が「情報面でヨーロッパ統一を既に16世紀」に実現していた。

 

これがEU統合の原型である。

 

 

EUの原型は「商売としてスパイを行う、タクシス一族が形成した」。

 

 しかし「敵軍が全長50mの戦艦を建造している」というスパイ情報を提供しても、情報を提供された地域・国で、メートルという単位が使われていなければ、敵軍の戦艦の全長が分からず、その対策も立てる事が出来ない。そのためヨーロッパを統一した「スパイ組織タクシス」は、kg、メートルといった単位をヨーロ ッパ全体で統一する必要があった。

 

このヨーロッパ統一スパイ組織を16世紀に作り上げた初代フランツ・フォン・タクシスが、ヨーロッパの各国の王・貴族に「命じ」、測量単位を「統一」させた。メートル、kgと言った単位は、スパイ組織タクシスが「創立した」。そしてヨーロッパ中の王侯・貴族は、タクシスの「命令に従ったのである。」

 

これは、誰が最初のヨーロッパ「統一王」であるかを明確に示している。

 

このタクシス家の本拠地がブリュッセルである。

 

2008年現在、EU本部がブリュッセルに置かれている理由は、ここにある。

 

 ヨーロッパ各地に、様々な職業、貴族として偏在したスパイ・タクシス。特に、ドイツ・バイエルンで王侯・貴族「お抱えの」霊媒師として、その「予言の的中率が高い」と大人気であった「占い師」がトゥルン・ウント・タクシスであり、このタクシスが活躍した組織がトゥーレ協会、つまり後のヒトラーのナチス組織で ある。

 

タクシスの「占いは的中するはずである」。

ヨーロッパ全体に拡がった親族のネットワークを駆使し、ヨーロッパ中の情報を手に入れていたタクシスにとって、「行方不明になった親類が、どこにいるか」等と聞かれれば、「来月~に来る」等と予言し的中させる事は簡単であった。徒歩で~を目指して歩いていた、と言う情 報があれば、来月頃、徒歩で、どこに居るかは、簡単に「予言できる」。

 

こうしたスパイの「カラクリ」を知らない王侯・貴族の間では、タクシスは予言を的中させる「魔女・悪魔の使い」と考えられていた。

 

EUは、世界最大のスパイ組織、魔女軍団タクシスが創立した。

 

 なお、2008年現在、世界中の大富豪が集まる金融都市・観光地モナコの全産業は、タクシス一族が支配している。

 

世界中の大富豪達の「投資事業の水先案内人」として、魔女タクシスの予言が「相変わらず的中し続け」、タクシスのスパイ組織が世界中から「正確な情報を集め続けている事実が」、モナコが世界の大富豪の集まる金融国家である事実から、明確に浮かび上がって来る。

 

               「ロスチャイルドのボス達」

 

 

 

 13世紀のスイスの都市を研究しなければ、現代の事は分からない。

 

 古代ローマ帝国と、その末裔であるハプスブルク帝国の皇帝の絶大な権力による支配は、その部下である貴族達に大きな不満をもたらした。

人間、誰しも他人に支配等されたくはなかったのである。しかし、そこにはローマ・カトリックに対する、異端・キリスト教原理主義(その原型であるドルイド教)の教義、「人類絶 滅を至上目的とする教義」が深く関与していた。

 

この異端を信奉する貴族達は軍事力を持ち、また領地で農民を働かせ、農産物を農民から暴力で奪い、その富を蓄積していた。金と軍隊を持ち、皇帝など居なくても「自分で独立できる」と考えたのである。

 

そこで、各地で皇帝に対する闘争・戦争を引き起こし、時には異民族であるトルコ軍を招き入れ、皇帝と戦争を行わせる。

 

この絶え間無い戦争は「人類絶滅」の目的に沿って実行された。

 

皇帝は戦争の費用で借金だらけになる。この金を皇帝に貸し付けたのがロスチャイルドである。

 

皇帝は担保として土地を差し出し、やがては借金が返済出来なくなり、担保の土地をロスチャイルドに取られてしまう。

 

そして、この銀行家ロスチャイルドの資金をロスチャイルドに与えていた預金者が、皇帝からの独立を狙う騎士・貴族達であった。

 

エッシェンバッハ一族、レーゲンスベルク一族、サヴォイ一族(ダイアナ元皇太子妃の暗殺犯)、キーブルク一族、フローブルク一族、ラッパースヴィル一族、トッゲンブルク一族と言った貴族達が、ロスチャイルドに資金を貸し、ロスチャイルドがその資金を皇帝に貸し付けていた。

 

 ロスチャイルドは、こうした貴族の「使い走り」でしかなかった。

 

借金が払えなくなった皇帝からロスチャイルドが担保の土地を取り上げると、当然、その土地は、資金提供者であった貴族の所有物となる。

 

こうして皇帝の権限の届かない土地が貴族・騎士達によって、都市として独立する。

 

 産業革命が起こる以前、農業以外の産業としては綿織物等の手工業が主流であった時代は、河の水流を使った水車が動力であった。

この動力が得られる、スイスのような山間部が産業地帯となり、さらにスイスでは、現代の時計につながる鉄砲、刀等の精密機械業、金属加工業が発達し、山間部で火薬原料も採掘された。

 

産業と兵器が、スイスにあった。

 

綿花はインド製の物等がヴェネチアから荷揚げされスイスに届き、スイスとヴェネチアは姉妹都市であった。

 

やがて貿易で富を作ったヴェネチアの貿易業者=金融業者がスイスに移住する。

 

皇帝に反逆した貴族達は、兵器と富と産業を求め、スイスに結集した。これが、やがて現代の金融国家スイス、マネーロンダリング天国スイスを形成する。

 

こうして、西暦1200年以前に成立した、原初形態のスイスの都市国家は、わずかに35都市、その中で人口が2000人を上回るのは11都市に過ぎなかった。しかし、この都市が連合し、やがて国家を形成して行く。

 

 これが現在の国家の出発点であり、国家とはローマ皇帝の「質流れ品の寄せ集め」であった。国家制度の起源は、ここにある。

 

西暦1200年という、現代から800年以上、時代を遡る事で、ロスチャイルドを支配し、その背後にいる一族達の姿が浮かび上がって来る。

 

 

 

 

              「世界最大のスパイ業者の遺言」

 

 

 

 拙稿「魔女軍団の国モナコ」で明らかにした、世界最大、ヨーロッパ最大のスパイ組織網を作り上げた、タクシス一族の9代目当主ヨハネス・フォン・トゥルン・ウント・タクシス侯は、その住処としたドイツの地で、1990年12月14日、死亡した。

 

 ヨハネスは、その私有地の森林はもちろん、公有林の「払い下げも次々と買収し」、ヨハネス単独でヨーロッパ最大の森林所有者=土地所有者となっているが、さらにヨハネスは、ビール会社、銀行、不動産会社等、50企業を支配し、ドイツ国内だけで3万2000haの土地、海外に7万haの土地を所有している。

 

 さらに欧州各地に散らばったタクシス一族全体の財産は、これとは全く別にある。

 

 ヨハネスが「自宅」とした、ドイツ・レーゲンスブルク近郊にあるエメラム城は、部屋数が500室、規模は英国王室のバッキンガム宮殿よりはるかに巨大である。

 

英国王室とタクシス一族の「どちらが地位が上か」を、この事実は明確に示している。

 

 ヨハネスの遺言は、郵政民営化により、ヨーロッパ各地の郵便事業が売り出された場合には、それを「片っ端から乗っ取れ」と言う内容であった。そして、郵便事業が民営化されるよう政治家を「誘導」し、郵政民営化を主張する政治家を一族が「支援」するように、という内容であった。

 

 全ての市民の封書を「自由に開封出来る」郵便事業を支配する事は、世界最大のスパイ業者ヨハネス・タクシスとしては、当然の「ビジネス・スタイル」である。電子メールがどれ程主流になろうと、直筆署名の要求されるビジネス契約書類は、封書による郵送を必要としている。また、郵便事業は金融とDHLのような物 流をも意味している。

 

戦争に必要な物資の物流は、インターネットでは不可能である。

 

戦争屋=スパイ業者タクシスの遺言の意味は、明白である。

 

 政界・財界への諜報網を張り巡らせ、必要となれば事故に見せかけ政界・財界人を平然と殺害するタクシスのようなマフィアの諜報網のトップ、あるいは、平然と殺人を行うアイゼンベルグのようなマフィアの人殺し専門グループにとって、単なる、マフィアの帳簿係りであるロスチャイルドは、いつでも、容易に殺害し、 「首の、すげ替え」が可能な道具に過ぎない。

タクシス、アイゼンベルグの「気分が変われば」、ロスチャイルド一族は、全員、容易に殺害され地上から姿を消す。帳簿係りは、その程度のものでしかない。

 

第二次世界大戦中、中国大陸の麻薬販売網を支配していたロスチャイルドは、戦後、アイゼンベルグによって、中国のロスチ ャイルド一族を皆殺しにされ、麻薬販売網を奪取されたが、ロスチャイルドは現在に至るまで、何一つ反撃出来ていない。

 

*・・・メールマガジン版オルタナティブ通信、4号(9月第4週号)の記事、「スイス金融界と世界を支配するスコットランド貴族」参照。

 

by AL