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広島・長崎の原爆投下を行った企業が、2009年コメの買い占めで世界中に餓死者を生み出す

 

広島・長崎の原爆投下を行った企業が、2009年コメの買占めで世界中に餓死者を生み出す

 

 地下水の渇水で農産物の輸出余力が低下しつつある、アメリカ中西部。

 

既にコメ、大豆の輸入国に転じた中国。

 

コメ、小麦の全面輸出禁止に踏み切ったインド。同様にコメ輸出全面禁止に踏み切っているカンボジア、インドネシア。コメ全面輸出禁止に向け、輸出「規制」を強化しつつあるタイ、ベトナム。

 

日本は、もはや、国内の不作を理由に海外から、基本的な食糧を調達する事が不可能になりつつある。

 

 

世界の穀倉地帯オーストラリアでは、旱魃で食糧生産が既に壊滅状態となり、本年末から来年にかけ、大幅な輸出減少=食料不足が世界規模で起こる危険性が出てきている。

 

アメリカ・オバマ大統領は、既に、アメリカ国民に対し食糧不足への準備として、自宅の庭の草木を掘り起こし自家菜園とし食糧を自給すると同時に、保存食の購入・保管を呼び掛け、国家としても備蓄体制の大幅強化に動き出している。

 

今年の冬からの、世界規模で進む食糧不足に備え、ロシアのプーチン=メドヴェージェフ政権は、本年前半に既に、東シベリア~西シベリアの未開拓地の、大規模農地開拓を開始した。

 

 

 

 こうした中、アフリカ諸国・中国等の、コメ輸入国への「コメ輸出独占=価格吊り上げ」を狙い、世界各地で、コメの集中的買い付けを実施し、市場でのコメ流通量の圧倒的な減少=供給不足による価格高騰を行おうとする、「市場操作」が始まっている。基本的な食糧を「ギャンブル投機のターゲットとし」、金儲けの手 段とし、アフリカ等の資金力の弱い国の市民の餓死者を大量生産する、コメの買占めが、始まっている。

 

その中心となっているのが、フランスのパリでゴールドシュミット商会と言う、老舗のロスチャイルド企業のトップであった、ボリス・シャベールである。

 

シャベールは、2000年に金融界から引退すると公言し、表向きは隠居生活を送っている。しかし、ジャック・シラク元大統領と大学で同じクラスに在籍していた、シャベールは、政界に顔が利き、中国の貿易大臣と共に、密かに穀物の買占め会社・ギャンブル投機会社の経営を開始している。フランス・パリ16区マルソ ー通りの、表向き何の変哲も無い、シャベールの自宅の住宅内部を事務所に改装し、アクション社と言う名前の、コメ投機ファンド=ヘッジファンド会社を作り、シャベール=中国共産党政府は、世界中のコメの買占め・独占と、餓死者の大量生産に乗り出している。

 

 シャベールは、元々、法学博士を持つ学究タイプの人間であったが、若き日、世界屈指の穀物商社コンチネンタル・グレイン社で、穀物ギャンブル・投機のテクニックを伝授された。現在でも、このコンチネンタル・グレインが、シャベールの資金源であり、シャベールは、コンチネンタル・グレインの別働隊であると言え る。

 

 

 コンチネンタル・グレインは、元々、1813年、シモン・フリバーグが、ウクライナのベッサラビア・ダニューブ峡谷で開業した小規模な穀物取引業者であった。その後、フリバーグのコンチネンタル・グレイン社は、ベルギー・アントワープの港を活動拠点とし、本社をベルギーのアーロンに置き、ルクセンブルク、ベルギー 各地に製粉工場を持つ大企業に発展、1940年代には、穀倉地帯ルーマニアに進出、ブカレストに巨大支社を持つようになった。

 

フリバーグは、フランスのロレーヌ地方の富豪・貴族フリブール=フルバーグ家の一員であり、このヨーロッパ貴族の人脈・資金ネットワークが、コンチネンタル・グレインの動脈である。

 

また、フリバーグが、スペイン・マドリードに拠点を形成する際、ロスチャイルド一族の1人であるミシェル・ゴールドシュミットに資金援助を要請し、重役にロスチャイルド一族のメンバーを加入させた事も、コンチネンタル・グレインが、世界屈指の穀物商社となる一大要因となった。

 

コンチネンタル・グレインの、穀物買占めの資金提供者となってきたのは、常に英国のバークレーズ・ディスコント銀行であり、この銀行の旧姓がイスラエル・ディスコント銀行であるように、コンチネンタル・グレインのメイン・バンクは、イスラエル金融界の中核銀行であった。この点では、2009年の金融恐慌を引き 起こした、先のアメリカ中央銀行FRB議長アラン・グリーンスパンの銀行ベア・スターンズと同一の、イスラエルの代理企業としての性格を、コンチネンタル・グレインは持っている。

 

 

このイスラエル・ディスコント銀行の会長ダニエル・レカナティは、元々、イスラエルを拠点にしたダイヤモンドの密輸業者として身を起こし、レカナティ船舶と言う名の海運会社は、現在、世界のダイヤモンド運搬専門の武装船舶会社として「名高い」。南アフリカで黒人奴隷を使い、ダイヤモンド奴隷鉱山を経営して来た ロスチャイルドのデ・ビアス社、世界のダイヤモンド市場を独占支配してきたデ・ビアス社の海運部門として、このレカナティ船舶会社は、別名イスラエル・ダイヤモンドクラブとも呼ばれて来た。

 

この資金源の性質から、コンチネンタル・グレイン社は穀物商社でありながら、その穀物運搬船でダイヤモンドを運搬し、かつては、ダイヤモンド流通業者として世界2位の地位を所持していた。

 

このレカナティ一族は、ヨーロッパ貴族として、フリバーグ一族と共に、ベネチア等で、古から金融業を営んで来た。ここに、ヨーロッパ貴族の血脈ネットワークが、2009年の、世界の食糧危機を演出している様を見る事が出来る。

 

現在、アメリカ政界の重鎮となっているヘンリー・キッシンジャーの本業は、アメリカン・エキスプレス社の経営であるが、若き日のキッシンジャーをアメリカン・エキスプレス社に紹介し、「入社の便宜を計ってやったのが」イスラエル・ディスコント銀行のラファエル・レカナティであった。世界政治の重鎮ヘンリー・キ ッシンジャーが、ヨーロッパ貴族レカナティにとって、どれ位「下っ端」であるかが、明確に見て取れる。

 

また、かつて、レカナティと、コンチネンタル・グレインは、日本の山一證券を「手下」とし、株式等々のギャンブル投機を演じて来た。山一證券の倒産劇の背後に、この穀物商社とレカナティ一族が居た事を、明晰に見抜かなければ、日本の「金融奴隷」状態からの脱出は難しい。

  1972年夏、冷戦の最中、アメリカと敵対し、激しく核兵器の開発競争を演じていたロシア=ソ連は、食糧不足に悩まされ、国内で暴動の懸念さえ出る緊急事態に直面していた。この時、ロシア政府の代理人としてアメリカで穀物を4億ブッシェルも買い付けた、謎の人物「ジョン・スミス」の名前は、現在も謎のまま深 く歴史に刻み込まれている。この、あまりに巨大な量の穀物の買い付けは、欧米諸国に穀物価格高騰の弊害を生み出した。2009年現在も、謎のままとなっている、このジョン・スミスという平凡な名前の人物の正体は、コンチネンタル・グレイン社の代理人として動いたクラレンス・D・バームビーと言う人物であった。バーム ビーは、当時のアメリカ・ニクソン政権の農務次官であった。アメリカ政府の農政問題の責任者No2が、敵国ソ連のスパイとして、利敵行為を演じると言う、スパイ事件が、この西側諸国が買い付けるべき食糧の棚が空っぽになると言う、驚天動地の巨大穀物買い付け事件の真相であった。

 

しかも、ニクソンは、バームビーの要請に応じ、敵国ソ連に対し、アメリカ政府系金融機関から極秘に7億5000万ドルもの借款を行う書類にサインしていた。このニクソンの利敵行為は、ウォーターゲート事件以上に、ニクソンを退陣に追い込むべき最大の理由として、アメリカの愛国者の目には映ったはずである。

 

この事件には、アメリカとソ連が一体化しての、ウラン=核兵器原料の調達に加え、穀物調達分野でも、アメリカとソ連=ロシアの「水面下での一体化」を、見る事が出来る。冷戦=米国・ロシアの対立軸で、問題を考える事が、いかに真実を覆い隠し、デマに踊らされた見方であるかという明確な証拠が、ここに存在する。

 

日本VS北朝鮮と言った対立図式も、また、こうしたデマゴギーに属する。

 

 この敵国ソ連に対する、アメリカ政府の極秘融資に加え、4億ブッシェルもの穀物買付資金は、イスラエル・ディスコント銀行、プルデンシャル社が「融資」を行っていた。

 

 

 

 1945年3月、アメリカ軍は、日本の東京上空から膨大な量の爆弾と焼夷弾を投下し、日本人10万人を焼き尽くし、大量虐殺を行った。東京大空襲である。45年8月には、アメリカ軍は、広島・長崎に原爆を投下し、日本人の大量虐殺を実行した。

 

この大量虐殺には、全く、これまでに無い、新しい「軍事的意味」があった。

 

通常行われる爆撃行為は、軍事工場・航空施設等への爆撃・破壊行為であり、そこには「敵国の戦闘能力を破壊する」明確な意味があり、そこに「軍事的意味」が存在する。しかし、東京大空襲での一般市民=非戦闘員の大量虐殺、広島・長崎への原爆投下による一般市民、とりわけ女性・子供・高齢者という「非戦闘員の皆 殺し」作戦には、「敵国の戦闘能力を破壊する」という軍事的意味は全く存在しない。

 

この東京大空襲、広島・長崎への原爆投下には、「通常の戦争時に行われる爆撃としては、無意味である非戦闘員=女性・子供・高齢者を皆殺しにする事で、アメリカ軍は、ここまでやる、という事を敵国に見せ付け、これ以上逆らえば、国民が皆殺しになると言う恐怖心を植え付け、戦闘意欲の喪失を狙う」心理戦争の目的 と意味が持たされていた。戦闘員・軍施設ではなく、軍事的意味の無い女性・子供・高齢者の大量虐殺を採用した背景には、物理的に軍施設を破壊するのではなく、心理的に戦闘意欲を破壊すると言う、アメリカ軍の明確な「軍事戦略の変化」が存在した。

 

このような、新しい心理戦争分野への「軍事的新展開」が、本当に戦争の勝利にとって有効であるかどうか、アメリカ軍は、東京大空襲と、広島・長崎への原爆投下によって「日本人をターゲットに、人体実験を行っていた」。

 

この相手国の戦意喪失を狙う心理戦争を、アメリカ軍は、「プルデンシャル一般大衆爆撃」と命名していた。アメリカ軍部の上層部に採用されていたプルデンシャル生命保険会社の経営陣の発案になる、この空爆作戦は、同一の作戦の一部としてアメリカ軍の行ったドイツのベルリン空爆で、ドイツ人の戦意喪失状態を現地に 潜り込んだプルデンシャル生命保険会社の調査員達が、調査・スパイしていた。そのため「プルデンシャル一般大衆爆撃」と名付けられた。

 

この作戦の一環として、東京大空襲と、広島・長崎への原爆投下が存在した。

 

 

 72年に起こった、コンチネンタル・グレインによる穀物の大量買占め=穀物が市場から姿を消し、莫大な供給不足によって引き起こされた急激な価格高騰は、パレスチナにおいて、アラブ人の一般市民の大量虐殺を繰り返すイスラエル金融界の中核イスラエル・ディスコント銀行、そして、第二次世界大戦中における、日 本の東京大空襲、広島・長崎への原爆投下と言う一般市民=女性・子供・高齢者の無差別・大量虐殺の「発案者」であるプルデンシャル社によって、引き起こされていた。

 

2009年、ボリス・シャベールを代理人として駆使し、実行されつつある、コンチネンタル・グレインによるコメの独占的買占めは、72年の、この穀物買占めに原型を持ち、その黒幕は、コンチネンタル・グレイン=イスラエル・ディスコント銀行、プルデンシャル社と言った「大量虐殺専門企業」であった。2009年 、進行しつつある、コンチネンタル・グレインによる世界規模でのコメ買占めは、資金力の弱い国々に大量の餓死者を生み出し、「プルデンシャル一般大衆爆撃と同様の」結果を生み出す事になる。

 

なお、このイスラエル・ディスコント銀行、プルデンシャル=コンチネンタル・グレインの代理人として動いたジョン・スミス=クラレンス・D・バームビー農務次官は、退官後、コンチネンタル・グレインのニューヨーク支店副社長の地位に「天下り」している。そして、イスラエルの大富豪・金融機関経営者達によって買 い占められ、この大富豪達の「許可」によってしか居住する事が出来ず、この大富豪達に「土地・住宅を分売してもらう」事によってしか住居を構える事が出来ないニューヨークの超高級住宅街サットン・プレイスの南部に、現在この、スパイ=ジョン・スミス=クラレンス・D・バームビーは住んでいる。

 

 

 72年、コンチネンタル・グレインが、ロシア=ソ連の代理人として動いた背景には、コンチネンタル・グレインの経営陣フリバーグ一族と、ソ連の穀物輸出公団ニコライ・ベルオーゾフ総裁が「深い親交関係を持っていた」事実も存在した。冒頭で述べた、コメの買占めを行っているボリス・シャベールも中国共産党幹部 と懇意であり、共同でヘッジファンドの経営を行っている。さらに、コンチネンタル・グレイン社のバックには、ロシア=ソ連製のダイヤモンドを独占的に密輸するイスラエル・ダイヤモンドクラブのような密売組織が、存在した。

 

ここには、共産主義国とアメリカといった、対立する2つの陣営を「地下で結び付けるパイプ役」となる企業群の姿を、歴史的に見出す事が出来る。

 

この米ロを結ぶパイプの存在の背景には、アメリカの政治権力の中枢が、「敵国ロシア」によって陰陽に形成されて来た歴史が存在する。クリントン政権の重鎮=財務長官がロバート・ルービンであり、金融恐慌に突入しつつあるアメリカのオバマ政権の金融の舵取り役が、再び、この亡命ロシア人ロバート・ルービンシュタ インであるように。

 

1991年の湾岸戦争の指揮官として英雄となった、米軍統合参謀本部指揮官シュワルツコフの父親は、第二次世界大戦中、OSS=後のCIAの、イランにおけるスパイ組織の指揮官であった。当時のアメリカの敵国はナチス・ドイツであり、ナチスに対抗する目的で父シュワルツコフと、ソ連共産党のスパイ組織は「協力 関係・一体化関係」にあった。このアメリカ=ロシアを「通底する」イランの諜報網を使い、隣国イラクの内情を詳細に把握できる立場に居るため、シュワルツコフは、イラクとの戦争で統合参謀本部指揮官に任命された。湾岸戦争の起こった91年には、ソ連は崩壊しており、「食いあぐねた」ソ連の諜報部員達は、古巣のCIA との連携に頼り、職と金を得る事に血眼であった。父の代からアメリカ=ロシアの諜報の地下パイプであったシュワルツコフが、湾岸戦争の指揮官に抜擢された理由は、ここにあった。シュワルツコフが米軍の「顔役」になっていると言う事は、ロシア諜報部に対する「昔のように、イランを舞台に、お互い、うまく、仲良くやろう じゃないか」と言う意味があった。

 

この湾岸戦争を開始した、父ブッシュは、若き日、エール大学を卒業後、ドレッサー・インダストリーズ社の営業マンとして、その大統領へと至る社会生活を開始した。世界のダイヤモンドを支配するロスチャイルドのデ・ビアス社が、ソ連=ロシアから密輸する工業用ダイヤモンドをドレッサー社に供給し、ロスチャイルド の傘下企業としてドレッサーが、そのダイヤモンドを先端に装備した油田・鉱山掘削用の電気ドリルを製造・販売する。その営業マン=下っ端職員が、父ブッシュの出自である。

 

ここに、ブッシュとロスチャイルドの接点、石油マンとしてのブッシュの出自を垣間見る事が出来る。

 

このドレッサー社の社長ヘンリー・ニール・マロンは、祖父プレスコット・ブッシュのエール大学時代の同級生であり、そのコネで、父ブッシュは、ドレッサーに入社した。このドレッサーにおける、マロンの共同経営者が、ロシア伯爵ジョージ・ド・モーレンシルツであり、モーレンシルツ一族はソ連国内でダイヤモンドを 始めとした鉱山開発を担当していた。

 

アメリカの権力者達が、ロシアとの太いパイプによって、支えられ、権力の地位を得ている様が、見えて来る。このパイプは、ロスチャイルドの色に濃厚に染まっている。

 

このモーレンシルツは、後に、共産主義国ユーゴスラヴィアに対する諜報員=スパイとして現地に潜入する事になる。ソ連=ロシアに対する「地下通商ルート」が、そのままCIAのスパイ・ルートとなっていた。

 

「敵は味方、味方は敵」の原則が、ここでも生きている。

 

同様に、ソ連=ロシアへの穀物供給を実行したコンチネンタル・グレインの「地下パイプ」、世界に張り巡らせたコンチネンタル・グレインの流通ネットワークは、そのままCIAの情報網であった。コンチネンタル・グレインが、穀物商社CIAと呼ばれる理由である。

 

投機会社による、コメ等の買占めの背後には、単なる利益追求と言う目的とは異なる、より大きな国家意思・国策が存在する。さらには、アメリカVSロシアと言った「偏狭な国家対立を超えた」=ロスチャイルドのような国家の枠を超えた勢力の、「誰を餓死させ、誰を満腹にするか」と言った、政治意図が明確に、穀物投 機には存在している。

 

コンチネンタル・グレインの人脈・金脈・血脈が、それを明確に示している。

 

 

 

 

 21世紀、コンチネンタル・グレイン、ドレフュス、カーギル、ADM=アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド社と言った巨大穀物商社の持つ集荷システムは、3段階に分割されている。

 

1段階目が、アメリカ・ヨーロッパ共に、内陸部の穀倉地帯・生産地帯での穀物の集荷を行う、穀物倉庫=いわゆるカントリー・エレベーター。

 

2段階目が、こうした複数の生産地のカントリー・エレベーターから運び出された穀物が一括して広域ごとに集められる、河川への入り口に設けられた河川倉庫。

 

3段階目が、河川倉庫から、さらに船舶で運び出された穀物が、河川を下り海に辿り付き、臨海に蓄積される港湾倉庫。そして最終的に、この港湾倉庫から穀物は、世界各地へと配分・運搬されて行く。

 

運送コストは、河川を使った船舶輸送を1とすると、列車を使った輸送では8倍、トラックを使用した場合には25倍の費用が必要になる。そのため、圧倒的に河川を使った臨海部までの輸送が、世界の穀物輸送の主流となっている。

 

1980年代までは、穀物「商社」の名前が示す通り、商社は、この臨海、河川倉庫までの「流通」部門までしか進出を行っていなかった。内陸のカントリー・エレベーターは、農民たちの自助的な組織である農協によって運営されていた。しかし80年代以降、ロックフェラーの穀物商社カーギル、ADMの2社は、カント リー・エレベーターの買収と、農協の解体へと乗り出し、さらに、食品加工・流通・飲食店経営といった、食糧の川上から川下まで、全領域の支配に乗り出す。この「生産地の支配」によって圧倒的に安価な穀物の流通を可能にしたカーギルと、ADMが業界で支配権を確立し、生産地の支配に出遅れたコンチネンタル・グレイン、 ドレフュス社の2大巨人は経営難に追い込まれて行く。

 

最終的に、名門ドレフュスは、その会社名を残しつつもADMの子会社・軍門に下り、コンチネンタル・グレインは、その企業の大部分をカーギルに売却し、家畜用穀物飼料部門にだけ特化して生き残る結果になる。コンチネンタル・グレインのCIA諜報網は、カーギル=ロックフェラーに継承される事になる。

 

飼料部門に特化したと言っても、コンチネンタル・グレインが世界に張り巡らせた穀物買収のネットワークは膨大なものがあり、冒頭のボリス・シャベールによる、コメ投機のように、穀物の種類ごとに「投機・相場読みの天才」が存在し、その相場師をリクルートし、コンチネンタル・グレインは穀物種類を選別し、起死回 生を計っているとも言える。

 

コメ市場に関しては、コンチネンタル・グレインの子飼い=ボリス・シャベールと、もう一人の天才「相場師」シュクダン社のモーリス・ヴァルサーノが組み、巨像カーギル、ADMの愚鈍さを尻目に、2009年の現在、ギャンブル投機により一人舞台を演じようとしている。注意すべきは、近年、このコンチネンタル・グ レインの相場師・トレーダーの中核にはエジプト人が多数、採用されている事である。欧米で敗北したコンチネンタル・グレインが、中東での食糧支配に動き出しているとも読める。ここにはコンチネンタル・グレインのボス=レカナティ一族=イスラエルの中東支配戦略が、明確に見て取れる。

 

 一方、日本の全農は、アメリカ大陸においては穀物商社CGBコンソリティデッド・グレイン&バージ社と合併し、イリノイ、オハイオ州からミシシッピ河への、穀物集荷体制を確立している。日本・全農の所有するカントリーエレベーター数は22、ミシシッピ河の河川倉庫数が23、ニューオーリンズの港湾倉庫数が1 、総容量130万トン・クラスであり、全米でも中堅規模に該当する健闘ぶりを見せている。この穀物集荷体制が日本の畜産を支えている。この全農の荷積み・輸送部門の子会社であるトゥーミー・コーポ社が、長らく、カーギル、ADMからの激しい買収攻勢を加えられ、防戦一方の状態となっている。全農側は、不慣れな現地で の買いつけをCGBのチーフトレーダーに一本化する等、戦略性と効率性を高め、財務体質を改善し、子会社への支援体制強化=乗っ取り阻止に動いているが、日本の外務省、農林水産省、経済産業省の相互の偏狭な縄張り争い=無為・無策・見殺しによって日本畜産の最大の牙城が陥落の危機に瀕している。この日本国家官僚の無 能と腐敗ぶりは万死に値する。

 

 

by AL